病院で医師の診断に基づいて診断されるED治療薬ではなく、市販の精力剤や漢方系の精力剤は、生薬や食品が主原料となっています。そのため、インターネットの一部サイトでは「漢方系の精力剤には副作用がない」「食品だから安心」といった口コミや情報が数多く流布されています。

しかし、実際には漢方系の精力剤狼一号に副作用がないというのは、 正しい情報ではありません。漢方薬は生薬が原料であることから、医薬品に比べて身体にかかる負担が少ないというイメージがあります。 しかし漢方の中でも有名な物で当帰(トウキ)は食欲不振、胃の不快感、むかつき、下痢 が、杜仲(トチュウ)には血圧効果、鹿茸(ロクジョウ)は、胃腸障害、皮膚発赤、かゆみ、なども副作用が指摘されています。生薬は個人の体質の違いによって効果の出方に差があり、 副作用も発生することも決して少なくありません。

また、食品だから100%安心というのも間違った情報です。例えば、健康食品紅蜘蛛で人気の青汁も、カリウムをふんだんに含んでいるものもたくさんあります。カリウムには、塩分の排出や筋肉におけるエネルギー代謝の効率を高めてくれたりと、身体にとってプラスになる働きもあります。しかしカリウムが体内に過剰にたまってしまうと、高カリウム血症という病気を発症するリスクが高まります。不整脈やしびれ、おう吐などの症状が出てきます。健康体の人なら問題はありませんが、腎臓の弱っている人は、カリウムを効率的に排出できずに、高カリウム血症になってしまう恐れがあります。

また心臓や脳、血管などに疾患を抱えている人は、あらかじめ医者に相談をしてから、青汁を飲むようにしましょう。というのも以上の疾患を抱えている人は、ワーファリンという薬剤を服用していることがあります。ワーファリンは、青汁に含まれているビタミンKと相まって、身体にとって好ましくない症状を引き起こすことがあります。

話を精力剤に戻しますが、漢方系媚薬 女性用の場合も 薬局やドラックストアなどで薬剤師と相談しながら購入する、または漢方薬局で専門の薬剤師に自分に合った調合を行ってもらうといった方法や、実績のある商品を選ぶこと、さらに「生薬で作られているから副作用はない」「天然素材は安心」といった思い込みやイメージは捨て、 副作用のリスクについて考慮しながら、自分に合ったものを選択する事が重要になってくると言えるでしょう。


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Last-modified: 2016-01-12 (火) 18:25:08 (3037d)